MVVアクションワークショップ ②

“フジオカ/あなたでよかった”を実感できる仕事へ
—MVVと向き合った社員たちの1日

社員の中に気づきが芽生えるMVVワークショップ

2025年6月20日、株式会社フジオカにて第2回目となるMVV(ミッション・ビジョン・バリュー)ワークショップが開催されました。社内で有志の参加希望者を募り、20代から50代までの幅広い社員が集まりました。
この研修は、フジオカホールディングス設立に伴い、再定義されたフジオカの企業MVVを“自分ごと”として捉え、日々の業務の中に落とし込むことを目的に実施されたもの。
石油・防災・福祉・オフィスシステムなど様々なセクションから集まった参加者たちは、部署や年代、立場を越えて意見を交わしながら、会社のありたい姿や、自身のこれからの働き方についてじっくりと向き合いました。

冒頭、藤岡社長はこう語りました。

「MVVはどの立場であっても会社の一員として持っておきたい考え方です。すべてを持ち帰ろうとしなくていい。一つでも心に残るものを“吸収”してくれたら嬉しい」

その言葉通り、ワークの合間には「自分にできる一歩」 「これまで気づけなかった価値観」を持ち帰る姿が随所に見られ、4月に行われた部署長向けワークショップとはまた異なる雰囲気の中進んでいきました。

仕事への原動力と、MVVの意味に出会いなおす時間

午前中は参加者の自己紹介・アイスブレイク・インプット・MVVを自分ごと化するワークショップなど、MVVを深堀りしていく時間。
MVVとは何か、それがなぜ必要なのかを共有するインプットの中で、「社員の暮らしや仕事に対する満足度、つまり”やりがい”や”働きやすさ”を支えるものである」という視点が繰り返し語られました。

続くワークでは、まず「モチベーションチャート」で幸福度や仕事、勉強、学校に対するモチベーションがどのように変化したかを思い出しながら曲線で表現。チャートの作成を通じて、モチベーションが上下した要因を個人ワークで分析していきました。

作成したチャートと「心が動いた(フフフな)瞬間」を照らし合わせながらそのプロセスを共有し、自身のやりがいの源泉を振り返るという自己対話の時間。皆さん、早くも悩ましい難題に苦戦する様子を見せていました。

「お客様に感謝されたとき」 「自分の提案が通ってチームの売上に貢献できたとき」 「他のスタッフの役に立てたとき」。

“心が動いた瞬間”を起点に、自分自身の働く意味を言語化すると、次第に表情と空気がやわらかく解けていきます。

そして、MVVの言葉をさらに細かく読み解いていきました。

「”フジオカでよかった”という言葉を、お客様から言っていただくだけでなく、社員同士で言い合える職場になることが大事」という今まであまり意識してこなかった新鮮な視点や、「自分が消費者として他の企業やお店でサービスを受けた時に”感動”したことってあるだろうか?
お客様の想像を超えていかなければ”心まで動かす”ことは難しい」など、リアルで等身大な声が次々と交わされていきました。

MVVの言葉を咀嚼し解釈することが、参加者の新たな気づきを引き起こすことに繋がっていったようです。

今のわたしたちを超えていくフジオカの理想像へ

今のわたしたちを超えていくフジオカの理想像へ
午後のスタートは、午前中のワークの振り返りから。参加者から出てきたキーワードを元に、「”心まで動かす””フジオカでよかった”とはどういうことか?」を社員目線で解釈を加えてテキスト化。

「心地よい想像を超える瞬間をつくること」 「フジオカらしいお客様への寄り添い 」 「お客様・家族・自分自身360° の幸せを追求」 「個人でもチームでも高め合える成長環境」

エッセンスが凝縮された言葉はこの4つに集約されました。

これらをヒントにしながら、”フジオカらしさ”の言語化へ。各チームは、会社の現状と理想像を“動物”に例えながら、らしさの再発見に取り組みました。

「“パンダ”のような親しみやすさは大事にしつつ、人間味あるチャーミングさを加えたい」
「長崎の人に愛される”カピバラ”から、世界で愛される”パンダ”にバージョンアップしたい」
「今は“カメ”のように着実だけど、“ライオン”のように挑戦的な強さがほしい」
「“ミツバチ”のようにそれぞれの専門性がつながる組織になりたい」

部署長向けのワークショップにはなかった独創的な回答が出ましたが、どの例えにも会社に対する誇りや愛着がにじんでいました。

新たなフジオカらしさが光るMVVアクションとは?

最後のワークでは、「MVVアクション」の考案へ。未来の長崎を見据えながら、自分たちが地域や顧客に提供できる価値とは何かを議論しました。

またアイデアを膨らませていくにあたって、各グループにはそれぞれお題が与えられることに。

「心地よい想像を超える瞬間を作る」ためのもうひとアクションとは?
「自由な発想とチャレンジ精神」を生み出す環境とは?
「フジオカワンチームとしての横の繋がり」を強化する体制づくりとは?
「長崎のあるべき姿に向けた地域貢献活動の強化」の具体的なアイデアとは?

各グループは、これらの視点を組み込みながら議論を進めていきました。

テーブル配置を崩してのプレゼンタイムでは、

・紙の使用量削減に向けたペーパーレス化
・スタッフの顔写真付き名刺の作成
・事業部間の交流を促すスポーツ活動
・若手のアイデアやチャレンジをポイント制で評価する社内表彰制度
・資格手当の見直し

など、内側から突破口を開いていこうとするアイデアが発表されました。

また他にも、

・スタートアップ企業などを対象としたオフィス用具完備のレンタル事務所
・ガソリンスタンドを”サービスエリア”化し、快適さ・立ち寄りやすさの向上
・高齢者向けの移動式スーパー
・コロナ禍により中止していたフジオカ主催のイベント開催

など長崎で求められているニーズと、フジオカが積み上げてきた強みを掛け合わせたアクションが豊富に共有され、参加者たちの熱量と発想の柔軟さが光る時間となりました。

WS実施後のふりかえりインタビュー 【社員が吸収した“気づき”】

■田口 学さん(石油事業部)
「新しいことを吸収することが大好きなので、頭を切り替えるいい機会になりました」
普段の業務ではなかなか立ち止まって考える時間がない中、今回のワークショップを通して、自身の働き方や価値観を“アップデート”する機会になったと語る田口さん。自分の得意分野と結びつけたりすることで「楽しむことが仕事の力になる」という気づきを得て、難しさの中にも面白さを見出しながら取り組んでいきたいと話します。

■中島 秀太さん(防災事業部)
「相手を尊重する姿勢を、もっと意識したい」
多様な部署のメンバーと話すことで、顧客や後輩との接し方に新たな視点が生まれたと話す中島さん。これまでの経験に基づいた“思い込み”に気づき、自分の考えばかりを伝えるのではなく、相手の意見を尊重する大切さを実感したそうです。「まずは話を聞く」「ノーと言わない」姿勢を仕事の中でも実践に活かしていきたいと語ってくれました。

■桑﨑 亜衣さん(福祉事業部)
「“桑﨑さんでよかった”と思ってもらえるように」
いまいち掴めていなかったMVVという言葉自体への理解から始まった桑﨑さんの1日。「ふじの丘」で事務職として働きながら、直接利用者と接する機会は少ないものの、「自分の名前を覚えてもらえるように」 「スタッフが安心して働けるように」という気持ちを持っています。相手の気持ちを察し、先回りして行動することで、期待や想像を超えるプラスアルファの対応は、まさにMVVを体現する意識が根っこに備わっているようでした。

さまざまな部署から集った社員一人ひとりが、自分の言葉でMVVと向き合った今回のワークショップ。誰かに教えられるのではなく、自らの経験と気づきから吸収した内容は、それぞれの部署の現場に持ち帰られ、じわじわと芽を出していくはずです。

次のステップは「行動」。理念を掲げるだけでなく、一人ひとりがその理念をどう活かし、どう育てていくのか。フジオカのMVVアクションはまだ始まったばかりです。

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